自分の体験したこと

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SK社の仕事

 36歳前後の時のことである。

 2ヶ月更新のパート事務としてこの会社に入社した。業務指導担当は、私の右隣にいるMさんだった。彼女は25歳前後の女性スタッフだった。

 この会社は、しょっ中男性社員が事務所を出たり入ったりしていていた。事務スタッフは皆その度に「行ってらっしゃい」、「お帰りなさい」と言っていた。私は日頃から「頻繁に人が出たり入ったりするだけでもうっとうしいのに、そのうえ、面倒な声かけなんて、どうもならん!」と思っていた。ある日、Mさんに「皆がやっているように声かけをしなさい」と指示された。私は、「それはできない」と言って彼女の指示に従わなかった。私は黙々と目前の仕事のみに専念していたかった。

 仕事が全然覚えられなかった。ある日、電卓で売上伝票の集計をしていた。Mさんが「(計算機の設定で)こうやってやれば速くできるよ」と教えてくれた。しかし、彼女の説明が全然理解できなかった。何回教えてもらってもその意味が分からず、「分からん!」と癇癪を起した。Mさんは呆れて、「では、やれるやり方でやって下さい」と言った。

 パソコンは、専用の机があった。しかし、その机は少し狭かった。会社のパソコンはデスクトップ型で、ハードは左に配置されていた。だから、データ入力用の資料を机の上に置くのにそのハードが邪魔だった。私はCさん(データ入力で分からないことがあると、いつも彼に聞いていた)に、「このハードを右に移したい」と頼んでみたが「それはできない」と断られてしまった。とにかく、このハードが邪魔で落ち着かず仕事をやる気分になれなかった。

 ほんのちょっとした手待ち時間にあるパート事務スタッフ(Pさん)が、非常に細かいリストを持ってきて、「○○をこのリストにチェック印をつけて下さい」と指示した。具体的に何のチェックかは覚えていないけれど、とにかく細かくて面倒な仕事だった。しばらくその作業をしていて途中で嫌になってしまった。私はPさんに「この作業は難しくてできない」と言った。すると、Pさんは「でもこれ、一番簡単なことですよ!」と言った。結局、この会社は1、2週間で駄目になった。

 会社の雰囲気が合わない(頻繁な人の出入りや声かけ)、ハードが邪魔で資料を思うように置けない、などで日頃からストレスが溜まってしょうがなかった。更新、更新を続けるようなアルバイトは昇給やボーナスは期待できないので長居するメリットはない。